ア行 カ行 サ行 タ行 ナ行 ハ行 マ行 ヤ行 ラ行 ワ行


■ア行
  用語 意味
アルマズ
(Almazjuveliexport)

【あるまず】
Almazjuveliexport(通称「アルマズ」)は、ロシア連邦100%保有の公団であり、同国大蔵省管轄下にあり、PGM、ダイアモンド 及び宝飾品の輸出業務を行なう政府指定輸出代理店である。
アングロ アメリカン プラチナ
【あんぐろ あめりかん ぷらちな】
世界最大の白金生産者。全世界の年間供給量である約180トンの内、約4割を同社一社のみで生産している。
同社は、
(1) 宝飾需要分野の伸びが期待されること
(2) 工業用需要分野の伸びも期待されること
(3) 自動車用触媒コンバーターに使用されている白金数量 が更に大きく伸びること
(4) 各国政府がより一層環境問題に鋭敏になっていること
等から、2000年に白金の大増産計画を発表した。
その計画の中身は、 同社の2000年ベースの白金年間生産量2百万オンス(約63トン)を2003年までに2.5百万オンス(約78トン)に増産し、更には2006年までには3.5百万オンス (約109トン)までに増産する、というものである。
インド
【いんど】
金・銀共に世界の一大消費国。金の年間消費量は約800トン、銀の年間消費量は約3,500トンと推定される。
金融機関が発達しておらず、貴金属を資産として保有する習慣が未だに存在する。一般大衆の貴金属購入意欲は、米ドル/ルピーの為替に大きく左右される。
又、地震等の災害により、一般大衆の貴金属購入量が影響を受ける傾向にあるといわれている。
インパラ プラチナ
【いんぱら ぷらちな】
在南アフリカ共和国で、世界第二位の白金生産者。
同社も種々の増産計画を実行中である。
MLCC
【えむえるしーしー】
積層セラミックコンデンサ(Multi-Layered Ceramic Condenser)のことで、携帯電話、パソコン、テレビ、ビデオデッキ等に使用されており、 パラジウム価格の高騰を原因としてニッケルを原料とするものが加速的に増加している。



■カ行
  用語 意味

(Gold)

【きん・ごーるど】
金は通貨の側面を持ちあわせている。1816年にはイギリスで金本位制が採用され、宝飾分野を中心に工業分野でも幅広く消費されてきた。
現在は昔に比べ金の「通貨」としての役割は減少しつつあるが、依然としてその稀少性、安定性から宝飾品の多くに、又その電導性と展延性(薄く延ばすことが出来る性質)の高さから各種電化製品を始めとする工業製品に幅広く使用されている。
世界の金鉱山生産国の内、最も生産量の多い国は南アフリカ共和国であり世界の年間金鉱山生産量約2,500トンの内約2割を同国が占めている。
インドが最大の需要国。需要分野では、宝飾向けが約8割と圧倒的に多く、その需要動向は相場に影響する。金生産者が将来の販売価格を固定する目的で行う生産者の先物売り契約の締結や同契約の買戻し、2000年12月末で中央銀行・IMF等の公的機関が保有していると推定されている金約3万2,000トンの売却動向等が相場に影響を与える材料といわれている。

(Silver)

【ぎん・しるばー】
金と同様に、「通貨」と「商品」の両面を併せ持つ貴金属。世界の銀需要の約3割の約7700トンが写真用フィルム分野で消費されており、一般個人にとっては以外な程身近な貴金属である。展延性に優れ、電導性も高く貴金属の中では最も融点が低いことから、銀箔、各種電化製品等をはじめとする各種工業用途で世界需要の4割が使用されている。宝飾・食卓用銀器需要は世界需要の3割。インドは、世界の一大消費国。
北・中・南米が世界の大生産地域で、世界の鉱山生産の約7割弱を占める。1979年から1980年にかけてのハント兄弟による買占めでオンス当り50米ドルを超える相場になったことがある、1998年から1999年にかけてのウオーレンバフェット氏による買い占め事件も有名。
ゴクラン
(Gokhran)

【ごくらん】
=State Treasuryでロシア連邦大蔵省の傘下の組織。ロシアにおけるPGM供給者の一つ。
1996年末までは、ノルリスクが生産したPGMはゴクランに自動的に上納されていた。しかしながら、ノルリスクへの支払に必要なルーブル資金が不足したことから、ゴクランはゴクラン保有の白金・パラジウム地金をロシア中央銀行に売却し、獲得したルーブル資金をノルリスクへの支払いに充当した。
これを契機として、ゴクランの地位は低下し、ノルリスク及びロシア中央銀行が、ロシア国内のパラジウム供給者として、登場することとなった。



■サ行
  用語 意味
18金
【じゅうはちきん】
24金 」参照。
金の含有率が「18/24」、75%であることを示す。
残りの25%は、銀及び銅で構成されている。
シルバー(Silver)
【しるばー】
→「 」参照
スポット
(Spot)

【すぽっと】
貴金属取引において、貴金属の受渡と代金決済が契約成立の2営業日後に行われる取引のこと。
スモールバーチャージ
【すもーるばーちゃーじ】
市場で余り流通 することのない小さな地金(=「バー」)のことを「スモールバー」と呼び、このスモールバーを調達する場合にかかる追加料金のことを指す。
本クラブにおいて、スモールバーチャージが課せられるのは、
金:100gバー
銀:1kgバー
白金:100gバー
の各バーである。



■タ行
  用語 意味
田中貴金属価格
【たなかききんぞくかかく】
田中貴金属工業株式会社が毎朝9時30分に発表している価格。
金・銀・白金については、1kgバー建ての1グラム当たりの店頭渡し価格。銀については、30kgバー建ての1グラム当たりの店頭渡し価格。
中央銀行・公的機関
【ちゅうおうぎんこう・こうてききかん】
各国中央銀行及びIMF等の公的機関は、外貨準備高の一つとして2000年12月末現在、金を約3万2,000トンを保有している。各国中央銀行は、保有金を市場で売却している。こうした各国中央銀行(公的機関)の保有金の市場への売却は、金の国際価格において影響を与えているといわれている。
東京工業品取引所
【とうきょうこうぎょうひんとりひきじょ】
「TOCOM」(呼称「トコム」。Tokyo Commodity Exchangeの略称。)もしくは「東工取」(とうこうとり)とも呼ばれている、在東京の貴金属・アルミニウム・石油・ゴム等の先物取引所。経済産業大臣の許可により設立された非営利の特別法人である。同取引所の構成会員は、(1)一般会員、(2)市場会員、(3)受託会員、(4)準会員に区分されており、各会員は上場商品毎に区分されている。
貴金属では、金・銀・白金・パラジウムが上場されている。
トロイオンス
【とろいおんす】
貴金属の重量単位の一つ。1トロイオンス=31.1035グラムで換算される。
単に「オンス」とも呼ばれる。
国際的な貴金属取引は1トロイオンス当たりの米ドル建てで行われている。
例:US$265.00/オンス



■ナ行
  用語 意味
ナイメックス
(NYMEX)
米国ニューヨークにある商品先物・オプション取引所で、ニューヨーク マーカンタイル取引所(New York Mercantile Exchange)のこと。
エネルギー、金融の各商品先物及びオプションが上場されており、貴金属では、プラチナ・パラジウムが上場されている。
24金
【にじゅうよんきん】
金合金の品位は24分比で表される場合がある。
「24金」は金の含有率が「24/24」であることを示す。
この「24金」の金純度は99.99%以上で(100%にはできない)、これを「フォーナイン」とも呼ぶ。
ニッケル化
【にっけるか】
携帯電話、パソコン等に幅広く使用されている積層セラミックコンデンサの主原料であったパラジウムの価格高騰により、主原料のパラジウムがニッケルに代替されること。
国内の有力MLCC製造メーカーは、パラジウム価格高騰を受け、ニッケル化を加速してきている。
ノーザム プラチナ
【のーざむ ぷらちな】
在南アフリカ共和国の白金生産者。
白金採掘地点が深部にあることから、長年利益を計上できなかったが、PGM価格高騰の恩恵を受けている。同社も増産傾向にある。



■ハ行
  用語 意味
白金
(Platinum)

【はっきん・ぷらちな】
世界の現物需給規模は約180トン弱。南アフリカ共和国が世界の7割強を供給、ロシアが2番手で2割を供給。世界の白金需要の内、5割強が宝飾分野向け、3割強が自動車触媒向け。日本は世界需要の3割弱を占める大消費国であるが、日本の需要の8割弱は宝飾向け。世界の白金宝飾需要の中での話題は中国の需要の大幅な伸びで、中国動向は今後も注目に値する。白金と同様に自動車触媒用に大量に消費されるパラジウム価格の高騰を受け世界の各自動車メーカーはパラジウムから白金に切り替えを急いでいるといわれる。次世代の車といわれる燃料電池自動車に搭載される燃料電池には水素をイオン化する触媒として白金が使用される。現在の技術レベルでは膨大な量の白金が燃料電池触媒用に必要になるとの試算もあるが実用化に向け白金使用量の大幅な削減技術が研究されている。これらの今後の白金需要増を見越して、世界No.1の白金生産会社たる南アフリカ共和国アングロアメリカンプラチナ他世界の白金生産会社は大増産計画を実施中である。
パラジウム
(Palladium)

【ぱらじうむ】
世界の現物需給規模は約260トン強。ロシアが世界の7割弱を供給、南アフリカ共和国が2番手で2割強を供給。世界のパラジウム需要の内、6割強が自動車触媒向け、3割弱が電子向け。日本は世界需要の3割弱を占める大消費国であるが、日本の需要の5割弱は電子向けで2割強が自動車触媒向け。先進国における環境規制の強化の中で、世界の自動車触媒用パラジウム需要はこの10年間で17倍弱にも伸長した。主要生産国であるロシアからの供給が1996年第4四半期から不安定になり始め、以降 ロシア要因は継続してパラジウム相場を押し上げて来た。電子分野でのパラジウム離れが加速し、自動車触媒分野での白金への切り替えが進みつつあるが、主たる供給国のロシアの供給動向次第では相場は大きく変動する可能性が高いといわれる。
ハント兄弟
【はんときょうだい】
79年8月の第3週から翌80年3月末の約半年の間に、銀価格がUS$9/オンスからUS$50/オンスまで急騰し、その後一挙にUS$10/オンスまで急落するという事件があった。その背景にあったのが、テキサスの石油富豪であるハント兄弟を中心とする銀買い占めであったことから、これを「ハント兄弟事件」とも呼ぶ。
当時の経済情勢としては、OPECの原油コントロールによる世界的なインフレーション懸念や、それによる米ドルの価値の相対的低下、政治情勢は、ソ連のアフガニスタン侵攻、イランによる米国大使館占拠事件、等が背景にあり、彼らの悩みは彼らの巨大な米ドル資産の目減りであった。インフレや世界情勢の緊張化にも、その価値が減らない資産への資金移動が必要であったため、当時、資産としての価値があり、貴金属の中でもインフレに強い銀への投資が始まったといわれている。
PGM
【ぴーじーえむ】
Platinum Group Metals(白金系金属)の略称で、具体的には、プラチナ(Pt)・パラジウム(Pd)・ロジウム(Rh)・ルテニウム(Ru)・イリジウム(Ir)・オスミウム(Os)の6種類の非鉄金属を指す。
プラチナ
(Platinum)

【ぷらちな】
→「 白金 」参照
ブリオンバンク
【ぶりおんばんく】
貴金属取扱専門銀行のこと。世界中の大手銀行が貴金属取引専門部門を設けている。
日本では銀行法の関係上、在邦銀行においては貴金属の取引/取扱が制限されており、三井物産をはじめとする商社等がこのブリオンバンクとして機能している。三井物産は、アジア時間における取引量の多さ及び競争力のある価格提示の二点において、他社の追随を許していない。
ぺニョーレス
【ぺにょーれす】
メキシコに所在する世界最大の銀生産者。
1999年に同社製錬所における公害問題発生により、一時期、同社銀生産が減少し、相場の上げ要因となった。
ホワイトゴールド
【ほわいとごーるど】
金にパラジウム、ニッケル(及び銀・銅)等を混ぜ、造りあげられた合金の一種で、その光沢が白金に似ていることから「ホワイトゴールド」と呼ばれる。
昨今の白金価格高騰を受け、その代替宝飾品として、日本をはじめとする中国やアジア地域において人気が高まっている。



■マ行
  用語 意味
南アフリカ共和国
【みなみあふりかきょうわこく】
南アフリカ共和国は、金と白金の世界最大の生産国(金の世界年間生産の約2割。白金の世界年間生産の約7割強。)であると共に、
パラジウムの世界第2位の生産国である。
1991年まで人種隔離政策(アパルトヘイト)をとってきたという歴史を持ち、政治的に不安定だったことから、金・白金・パラジウムの価格に影響を与える要因となってきた。



■ヤ行
  用語 意味
山元建値・山建
【やまもとたてね・やまだて】
日本の製錬会社が需要家や地金商等に金・銀地金を販売する際に一つの指標として使用している基準価格。
金は住友金属鉱山株式会社が、銀は三菱マテリアル株式会社が、土日祝祭日を除き毎日発表している。



■ラ行
  用語 意味
ロシア中央銀行
【ろしあちゅうおうぎんこう】
ロシアにおけるPGM供給者の一つ。ロシアの中央銀行。
ロシア中央銀行がゴクランより購入した白金・パラジウム地金数量は、一説に400トンといわれているが、その実態は不明。
ロシア中央銀行は、1997年から同行保有の白金・パラジウム地金をアルマズ経由輸出しているが、政府及び政治家の思惑により、昨年は全く輸出をしていないといわれている。本年の輸出計画についても一切公表していない。
ロシア連邦
【ろしあれんぽう】
世界有数の貴金属生産国である。パラジウムに関しては世界の約7割を、白金に関しても世界の約2割を供給する。ロシアにおいてはPGMは貴重な国家財産として取り扱われており、その輸出の全てはアルマズ を通 じてのみ行われることになっている。
特にパラジウムに関しては、世界の供給の約7割を占めているため、ロシアからの供給動向が、パラジウム国際価格に影響を与えることが多い。
尚、ロシア国内のPGM供給者(=保有者)は現在、
(1)ノルリスク
(2)ゴクラン
(3)ロシア中央銀行
の三者である。この三者間には常に政治が絡み、的確なロシア動向の分析を行なうことは非常に困難とされている。ロシアは資源国で、主たる輸出品目の原油価格の上昇が、国家財政を潤したといわれており、貴重な外貨獲得源であるPGM輸出を抑制するとの政府方針が、過去幾度か国際メディアで報道されている。
ロジウム
(Rhodium)
【ろじうむ】
世界の現物需給規模は約23トン。南アフリカ共和国が世界の約6割弱を供給、ロシアが2番手で約4割弱を供給。
世界のロジウム需要の内、ほぼ全てが自動車触媒向けで、残りが化学需要向け。
日本は世界需要の約2割弱を占める消費国であり、そのほぼ全てが自動車触媒向け需要である。
ロンドン フィキシング
(London Fixing)

【ろんどん ふぃきしんぐ】
金・銀・白金・パラジウムそれぞれの「フィキシングメンバー」と呼ばれる業者が各社の世界中の顧客から出される売買注文に対し、一定の時間に集中的に「競り」を行ない、売り買いの注文数量 が見合うか、できる限り近くなる価格を決定すること。このフィキシングに出されていた注文は、売買の全てがその一つの価格で取引されたことになる。この価格はフィキシングの瞬間だけ有効なものであり、フィキシングが終了すると、通 常の価格形成がなされてゆく。公共性の高い一つの指標価格として全世界の生産者・需要家等の契約で用いられている。一日のフィキシングの開始時間及び回数は、金が10時30分(午前)と15時(午後)の2回。銀は正午1回。白金・パラジウムは9時45分(午前)と14時(午後)の2回。
フィキシングメンバーは、以下の通り。
金: Credit Suisse First Boston International
HSBC Bank USA London Branch
N M Rothschild & Sons Ltd.
The Bank of Nova Scotia Scotia Mocatta
Deutsche Bank A G
銀: The Bank of Nova Scotia Scotia Mocatta
Deutsche Bank A G
HSBC Bank USA London Branch
白金・
パラジウム:
Standard Bank London Limited
Engelhard Metals Limited
J Aron & Co. (U. K.)
HSBC Bank USA London Branch
ロンドン渡し取引
【ろんどんわたしとりひき】
貴金属の受渡場所をロンドンとする条件での取引。
ロンドン渡し取引は現在も貴金属現物取引の中で、その中核となっており、標準取引となっている。その主な理由は、
(1): 昔、イギリスは世界貿易及び金融の中心であったこと。
(2): イギリスが世界で最初に金本位制を採用したこと。
(3): イギリスと世界第一位の金産出国である南アフリカの政治的な繋がりにより、同国で生産される金の販売がロンドンに委託されていたこと。
等が挙げられる。
ロンミン プラチナ
【ろんみん ぷらちな】
在南アフリカ共和国で、世界第三位 の白金生産者。
同社も種々の増産計画を実行中である。





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